ランサーズ登録〜初案件獲得の流れ｜応募前に知るべき3ステップ

「クラウドワークスとランサーズ、どっちがいいの？」

副業を始めようと決めた人が、まず直面するこの悩み。多くの副業初心者は、まず国内最大級の二大クラウドソーシングサイト、クラウドワークスとランサーズのどちらかを選ぶことになります。

前回、クラウドワークスについて解説しましたが、今回は「ランサーズ」に焦点を当てて、その登録手順と、特に初心者におすすめしたい「最初に応募すべき案件」について、具体的な例を交えながら解説します。

ランサーズは、クラウドワークスと比べて、より専門的なスキルを持つプロフェッショナルが集まる傾向があると言われています。だからこそ、自分のニッチなスキルを活かせる案件を見つけやすいというメリットもあります。

ステップ1：プロフィールは「ニッチな専門家」としてブランディングする

ランサーズの登録手順は、クラウドワークスと同様にシンプルです。メールアドレスやSNSアカウントで登録し、基本情報を入力します。
ここで最も重要なのは、「プロフィールの作り込み」です。

ランサーズでは、クライアントはあなたのプロフィールを隅々まで見て、信頼できるパートナーかどうかを判断します。特に重視されるのが、あなたの専門性と実績です。

【プロフィール作成のポイント】

「得意なこと」を明確にする：ただ「Webライター」と書くのではなく、「医療系記事に強いライター」「金融メディアのSEO記事執筆経験あり」など、具体的な分野を明記しましょう。これにより、クライアントはあなたに仕事を依頼するメリットをすぐに理解できます。
認定ランサーを目指す：ランサーズには、実績や評価が一定水準を超えると付与される「認定ランサー」という制度があります。最初は目指せませんが、「いずれは認定ランサーになる」という意識で、丁寧な仕事を心がけましょう。
ポートフォリオで「証拠」を見せる：過去の実績がなくても、自分のブログ、note、X（旧Twitter）などで作成したコンテンツをポートフォリオとして載せましょう。「この人はこの分野に詳しい」という証明になります。

プロフィールが完成したら、いよいよ案件探しです。しかし、いきなり高単価な案件や複雑なプロジェクトに応募するのはおすすめしません。最初は、「確実に実績を作れる案件」を選ぶことが重要です。

ここでは、副業初心者におすすめしたい、最初に応募すべき案件例をいくつかご紹介します。

1.「タスク方式」の案件

タスク方式の案件は、単発の簡単な作業が中心です。クライアントと個別にやり取りをする必要がなく、作業を完了すればすぐに報酬が支払われるケースが多いので、手軽に始めたい人に向いています。

2.「テストライティング」がある案件

多くのクライアントは、本契約の前に、あなたのスキルを確認するために少額の報酬でテストライティングを依頼します。

3.専門性より「熱意」が伝わる案件

マニュアルがしっかりしていて、スキルや経験よりも「丁寧さ」や「熱意」が重視される案件も狙い目です。

ランサーズの案件に応募する際、最も重要なのは「応募文」です。多くの応募者の中から、あなたの存在を際立たせるには、テンプレートではない、あなただけの熱意を伝える必要があります。

【採用される応募文のポイント】

案件内容への共感を伝える：「貴社の〇〇という事業に大変興味を持ちました」など、なぜこの案件に応募したのかを具体的に書く。
過去の経験をリンクさせる：「〇〇の経験から、貴社の求める人物像に合致すると感じました」「〇〇に関する知識を活かして、貢献できると思います」など、自分のスキルが案件にどう活かせるかを具体的に記述する。
連絡のしやすさをアピール：「日中は〇〇時まで連絡可能です」「疑問点があれば、すぐに質問させていただきます」など、クライアントが安心して依頼できるような配慮を付け加える。