副業で月5万円、10万円と安定して稼ぐには、単発の案件を追いかけるだけでは限界があります。
大切なのは、一度獲得したクライアントと、長く信頼関係を築き、継続案件につなげることです。
しかし、多くの副業初心者は、初案件の獲得に満足してしまい、その後の行動を疎かにしてしまいます。結果として、仕事が途切れ、また一から案件を探す日々に戻ってしまうのです。
この記事では、私がクラウドワークスやランサーズで継続案件を途切らせないために実践している、3つの具体的なコツをお伝えします。これは、単なる「丁寧なやり取り」だけではない、一歩踏み込んだ戦略です。
コツ1:納品後こそ「仕事」が始まる
納品したら終わり、と思っていませんか?
実は、納品後からが本当の勝負です。クライアントは、あなたの仕事ぶりだけでなく、納品後の対応も見ています。
納品後のメッセージに一言添える
NG例
「納品しました。ご確認ください。」
改善例
「〇〇の件、納品いたしました。もし修正点やご不明な点がありましたら、お気軽にご連絡ください。」
このように、一言添えるだけで、クライアントに「この人は丁寧で、アフターフォローもしてくれる」という安心感を与えられます。
納品物の「改善提案」をする
納品した記事やデザインについて、「〇〇の部分は、さらに〇〇することで、より効果が出ると思います」と、プラスαの提案をしてみましょう。
例えば、記事を納品した後、「このテーマはSNSで拡散すると効果的です。必要であれば、拡散用の文章も作成できます」と提案してみるのです。
これは、単なる作業者ではなく、クライアントの事業に貢献する「ビジネスパートナー」として見てもらうための重要な戦略です。
コツ2:レスポンスは「速さ」と「質」で信頼を勝ち取る
継続案件を依頼するクライアントが最も重視するのは、「安心感」です。
「この人に任せておけば、納期通りに、質の高い仕事をしてくれるだろう」という信頼がなければ、継続依頼は生まれません。
- メッセージは24時間以内に返す
- 難しい場合は、「現在〇〇で対応中です。〇〇時までには返信いたします」と、一言だけでも連絡を入れましょう。
- 曖昧な質問はしない
- 「〇〇がよく分かりません」ではなく、「〇〇については〇〇という理解で合っていますか?」と、自分の考えを添えて質問しましょう。これにより、「この人はきちんと考えているな」という印象を与えられます。
- 期待を超える成果を出す
- 納期より少し早めに納品する。依頼された内容に加えて、プラスαの情報や提案を添える。
こうした一つ一つの積み重ねが、「この人にまたお願いしたい」という信頼につながります。
コツ3:自分の「得意分野」を明確にする
単発案件は「できること」で仕事を取れますが、継続案件は「専門性」で仕事を取ります。
クライアントは、あなたの「得意分野」や「専門性」を理解することで、今後も安心して依頼できるようになります。
- ポートフォリオをアップデートする
- 初案件で納品した記事やデザインを、ポートフォリオに追加しましょう。具体的な実績(例:〇〇ジャンルの記事を〇本執筆)を示すことで、専門性が伝わります。
- 得意分野に特化したプロフィールにする
- 「Webライター」だけでなく、「〇〇に特化したWebライター」としてプロフィールをブラッシュアップしましょう。
【関連リンク】
▶︎クラウドワークス・ランサーズで採用される!提案文の書き方とNG例3選
継続案件を増やしていくには、自分の得意分野を深め、クライアントに「このジャンルのことは、この人に任せれば間違いない」と思わせることが重要です。
まとめ:中級者への道は「継続」から始まる
副業で安定収入を目指すなら、単発案件の獲得に一喜一憂するのではなく、継続案件を積み重ねる戦略にシフトしましょう。
- 納品後も丁寧なフォローと提案を続ける
- 迅速かつ質の高いレスポンスを心がける
- 自分の得意分野を明確にして、専門家になる
この3つのコツを実践すれば、あなたの副業は「中級者」へと確実にステップアップできます。
さあ、初案件で得た経験を活かして、次のステージへ進みましょう。継続案件の獲得を狙える中級者向けの案件を探してみるのも良いですね。